Photo Album 2007

阪神淡路大震災12年の神戸にて


早朝の東遊園地 (左),陽が落ちても慰霊の人が絶えない (右,2007.1.17)

阪神淡路大震災からはや12年の歳月が過ぎた。犠牲者にとっては13回忌だ。早朝には雨の降る中多くの人が鎮魂と慰霊に訪れた。


鎮魂のロウソクを浮かべる竹筒 (2007.1.17)

「希望」・「鎮」・「命」,本当に大切にしているか,心から願っているか,今一度一人一人が問い直してみる必要があろう。そのための「1.17」である。


彩られた竹筒 (2007.1.17)

マスコミ報道によく出てくる竹筒とロウソクだが,中にはこのように彩られたものもある。


雨の中多くの人が訪れた東遊園地,と足下を照らす行灯 (2007.1.17)

前夜からの雨は「1.17」をしめらせた以前に,その準備にあたる人たちに労苦をもたらした。そうした中にあっても,準備万端整い,未明から訪れた多くの人々の姿があった。東遊園地そばの行灯の列も,こうした人たちの足下を照らしていた。


雨が降り出した中,翌朝からの慰霊の人々を迎える (2007.1.16)

激震地にて


JR新長田駅前にて (2007.1.17)

震災では震度7とされた地域を持ち,多くの被害者を出した長田では,例年同様新長田駅前で鎮魂のロウソクが灯された。

それぞれのやり方で


犠牲者への鎮魂の祈りを捧げる ギリヤーク尼ヶ崎さん (2007.1.17)

前衛舞踏家・ギリヤーク尼ヶ崎さんは,今年も長田区御蔵通の空き地となっている被災家屋跡で,犠牲者に鎮魂の踊りを捧げた。体調が思わしくないとのことで,この日は「じょんがら一代」・「念仏じょんがら」の2演目にとどまったが,そのいずれも気迫を感じさせるものであった。

メインステージでは;「1・17追悼・連帯・抗議の集い」


「1・17追悼・連帯・抗議の集い」。おーまきちまき(左),アピール行動をする李得実さん(右)(2007.1.17)

今年も神戸市役所1号館前で「1・17追悼・連帯・抗議の集い」が開催された。ステージには多くの人が集まり,出し物のそばで自らの主張をアピールする被災者の姿もあった。「インターナショナル」でステージを締めくくり,最後に河村宗次郎氏があいさつし,復興住宅でお迎えを待つだけという被災者の実情と,日本国憲法にうたわれている生存権が,復興未だ成らない被災地には実現されていないことを訴えた。

Mr. Leeと行ったホームレス支援日記」・「Mr. Lee 「地面師」と闘う」・

おーまきちまき 歌います!(公式サイト)・
1・17追悼・連帯・抗議の集い=被災者ら」(ライブドア・ニュース 2007/01/18)

異臭騒ぎの場所で


2006年夏に異臭事件が起こった日本テルペン化学工場跡地 (2007.1.17)

昨年初夏まで「神戸・週末ボランティア」が訪問活動を行っていた,神戸市中央区の筒井住宅の隣接地で異臭事件が発生していた。長年にわたって樟脳精製を行ってきた工場跡をマンション建設のために再開発すべく造成工事をしていたところ,工場で使われ土壌中に蓄積された化学物質が飛散し,おりからの暑さも相まって,住民を苦しめるに至ったものだ。当初これを問題ないとしていた神戸市当局の姿勢は,市民記者の報道や市会議員の追及にさらされた。秋以降異臭はおさまったというが,冬の今でも異様な臭いと空気を感じる。

化学工場解体で異臭 中央区」 (神戸新聞 2006/09/23)・
神戸・化学工場跡地解体で異臭!市民らが体調不良訴える」(ライブドア・ニュース 2006/09/29)・
神戸・化学工場土壌汚染、市は「健康被害なし」と広報」・
神戸・化学工場の異臭問題、市議らが市に申入れ」(ライブドア・ニュース 2006/09/30)

 (2007.1.18)

消えゆこうとするホテルシェレナ

この部分は「消えゆくホテルシェレナ」に移動しました。

消えゆく地域文化の拠点:三宮・後藤書店


閉店まで1月を切った後藤書店 (2007.12.22)

三宮センター街のセイデン本店隣に後藤書店という古書店がある。この店は98年続き,その間阪神大水害・神戸空襲・阪神淡路大震災のすべてを経験し,そのたびごとに復活し,一書肆の存在を遙かに超えた文化貢献をしてきた。後継者がいない店主兄弟の高齢化が直接の理由とのことだが,それによって失われるものは非常に大きい。この店は,蔵書のクオリティーが高いだけでなく,地域文化の拠点とも言うべき存在だからだ。もし単に蔵書でこの店に匹敵するところが現れたとしても,その文化貢献までも引継ぎ取って代わることはできないであろう。2007年内30日までは感謝セール,2008年に入ってからは1月14日まで閉店セールとして割引販売を行うとのこと。

「関西一」の古書店閉店へ 神戸・後藤書店」(神戸新聞 2007/12/14)
空襲・震災乗り越え98年 神戸の老舗古書店、閉店へ」(朝日新聞 2007/12/14)
古書と98年 歴史に幕 三宮の「後藤書店」来月14日閉店 感謝セール始まる」(読売新聞 2007/12/16)
消えゆく古書肆:神戸三宮・後藤書店HARA Hideki's Blog

(2007.12.28)

震災は乗り越えたが…

阪神淡路大震災での倒壊を免れたものの,今になって消えゆこうとする建築物もある。

JR灘駅舎


JR灘駅舎。北口 (左),線路側 (右) (2007.1.8)

昨2006年,阪神淡路大震災の被害を免れ,数十年使われてきた,瀟洒なアーチの丸窓で知られるJR灘駅の木造駅舎が,橋上駅化にともない,近く解体されると報道され,秋にはお別れイベントまで開かれた。解体に向けての準備は始まっていたものの,躯体には手をつけていなかったため,撮影した。


古レールを使ったホーム屋根(左)と木造跨線橋(右) (2007.1.8)

昭和初期の雰囲気を残すアーチ丸窓のデザイン性もさることながら,古レールを使ったホーム屋根と木造跨線橋も,大都市部でみることは少なくなった。しかも震災を乗り越えて今日まで使われているという点ではいっそう貴重なものでもある。こうしたリユースは,鉄道がもつ経済性,環境負荷の低減可能性という観点からも意義あるもののはずだが…。

JR灘駅橋上化着工へ 貴重な木造駅舎惜しむ 交通の分断解消」2006/09/02・
ひょうご再発見 35.JR灘駅(神戸市灘区)都会の郷愁見納め」2006/09/28(神戸新聞)

(2007.1.10)

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