資料・情報収集のために

震災後月日が経つにつれて,被災地外での人々の関心が薄れ,度々その「温度差」が指摘されてきました。被災地外の地域で日常生活を送り,限られた時間・期間で震災ボランティアを始めとする活動に関わる者にとっては,情報・知識面での「温度差」に直面することになりました。

さらに今日においては,震災以来の情況の変化等についての認識を深める必要性が一層高まっているにもかかわらず,そのため手段は依然限られています。そこで,なるべく身近でかつ簡便な方法で,こうしたオンラインでは得られない資料・情報を収集し,活動・学習の便宜に供したいと考えて,その手掛りを紹介することにしました。

差当り,ごく簡単にまとめてみました。

新聞

日本のインターネット上の新聞社サイトの記事検索を利用するのは当てにしにくい。『朝日新聞』は有料で,ニフティかジャストネットの会員になる必要がある。無料利用可能なのは『毎日新聞』『The Japan Times』ぐらいだ。もっとも,大概の海外の主要新聞社・通信社のサイトには無料利用可能な検索機能が付いている。

全国紙(『朝日』・『毎日』・『読売』など)の場合,東京本社版・大阪本社版などで紙面は異なる。被災地はもちろん大阪本社版。またその地方面では,神戸市内版または阪神版(芦屋・西宮市などを対象)が該当する。東京本社版では,公的援助法案関係のように,都内で行なわれたことでも報道されることは皆無に等しい。『新聞ダイジェスト』のような切抜き誌に頼るのも難しい。地元紙『神戸新聞』は,地方新聞としては質の高い内容となっている。

○『朝日新聞』大阪本社版

関西以外でも読めるところがある。その場合,最終版で地方面は大阪市内版となる。

○『朝日新聞』全地方版

地方面のみを集めたもの。集刷版。これにより神戸 市内 版や阪神版などを見ることができる。また本来ならカラー印刷になっているところも白黒になる。この縮刷版も発行されているが,所蔵しているところは少ない。

○『神戸新聞』

兵庫県外でも読めるところがある。その場合,最終版で地方面は神戸市内版となる。

※それ以外の地方面は,まとめてマイクロフィルム化されてから国立国会図書館で閲覧可能。

☆閲覧可能場所

いずれも半日〜2・3日遅れとなる。

 ◆東京都立日比谷図書館
(日比谷公園南端,地下鉄日比谷・内幸町・霞ヶ関・JR有楽町下車)
 ◆大阪府立文化情報センター
(住友中之島ビル5F,地下鉄肥後橋下車)

※一部の大学図書館でも購読しているので,学生の人は,自分の大学で確認してみよう。

雑誌

雑誌記事を探すのは大変な作業だ。雑誌記事索引やデータ・ベースの類は,対象をかなり絞らないと使いこなせない。レポートや論文を書く人はもちろん,特定の分野のある程度の専門的な知識や動向などを知りたいときに便利。

 ◆『雑誌記事案内No.30 阪神・淡路大震災』
 東京都立日比谷図書館編集・発行 1997.3
95年1月〜96年1月の間に発行された雑誌から震災関連記事をピック・アップして,項目別に整理・分類したもの。同館所蔵の1093誌が対象なので,かなりを網羅している。しかもA4版138ページと手頃な大きさ・分量で,ざっと見るだけでも傾向が判る。同館で 無料で入手できる。

☆震災資料へのアクセス方法(主に書籍)

神戸大学附属図書館が震災関連資料を収集し「震災文庫」としている。書籍以外の資料も多岐に渡って収集しており,電子化にも熱心だ。また,大学図書館ながら学外者も利用可能。
また 神戸市立中央図書館でも震災関連資料の収集を行なっている。
関西以外では,入手困難な書籍類も少なくないと思われるが,あまり聞かない名前の出版社でも,ある程度は地方小出版流通センター扱いなどで入手可能。

最終更新日:March.22.2001

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